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おじさんが子連れディズニーを全力で楽しんでいます

【偏見レビュー】 イッツ・クリスマスタイム!

こんにちは。はおパパ(@haopapa1)です。

 

今回の偏見レビューは

「イッツ・クリスマスタイム!」

ファーストインプレッションでは

当選して鑑賞したレビューをお送りしています。

 

haopapa.hatenablog.com

 

 純粋なショーとしての評価と、それ以外の大きな問題について

分けた上でお話したいと思います。

 

 

当選すれば感動の音楽ショー。ただしハズレたら鑑賞は諦めるべき

満足度:8(10点満点)

 

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満足度8点というのは、純粋なショーとしての評価です。

巷でも素晴らしいショーという評判を多く聞きます。

泣ける・感動したという声も少なくありません。

多くの方がそう感じるシーンの一つが、おそらくこちらでしょう。

 

 

「ウェルカム・トゥ・クリスマス」の生歌

 

雪(泡)が降る演出の中、

男女シンガーが、しっとりと名曲を歌い上げてくれます。

 

現地で聞いていて、思わず「歌、ウマッ…」って呟いちゃいましたよ。

大変失礼な発言ですが、本当に圧倒されました。 

 

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ずいぶん前からある曲だと思って調べてみると

2003年が初出なんですね。もう15年ですか。

クリスマスのディズニーを彩ってきた名曲には

ゲストひとりひとりに、当時のクリスマスのパークの思い出もあるはずです。

 

あの日に聞いた、見た景色を思い出させてくれる。

そんな+アルファの感動もあるのではないでしょうか。

 

初めて聞いたよ、という方の評価も気になる所ですが

楽曲としても素晴らしいと思うので、

このシーンはイツクリのハイライトの一つと言えるでしょう。

 

 

また、大きな魅力の一つは衣装です。

ぬいぐるみが11月中に売り切れるのもわかる、

純白のコートとドレスは、ちょっと大人のクリスマス。

音楽ショーの内容ともマッチしています。

 

彼らのダンスや仕草を見るだけでも

キャラ好きには価値があるショーだと思います。

 

 

一方でダンスに関しては、

歴代ショーと比べて見劣りすると思います。

 

ラインダンスやフォーメーションダンス

(? 十字になって回転する奴です)

など、新しい試みもありますが

数や動きの凄さは感じても

動きの切れやダンスの凄さはイマイチです。

 

言うならば、

「これ俺が2時間練習したら踊れるんじゃね?」

って思ってしまいます。

 

ダンサーって凄いな、ダンスって凄いなと感じさせてくれるのは

ヴィランズワールド、ファッショナブルイースターなど…

これはイツクリが「音楽ショー」である事も

関係しているかもしれません。

 

とはいえ、サンタ登場後の終盤のダンスは流石で

ラストまで目が離せない圧巻の内容です。

ラインダンスもミッキー広場は「3段」で繰り広げられ、

これはこれで見どころと言えるのでしょう。

1段目:舞台下、2段目:舞台上、3段目:船上(サンタ&もふもふ)

 

 

全体を通じてストーリーはなく

良くも悪くも「屋外クリスマスBB」ですね。

もう少し話の流れがあると、盛り上がりが作りやすいのかもしれません。

好みの問題ですが、私には盛上がり不足でした。

 

 

鑑賞場所により満足度の差が大きい

 

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抽選制にする事とショーの内容

どちらが先に決まったのかは分かりませんが

大きく関係があるのではと思う程、

メイン3ステージとそれ以外での鑑賞満足度が違います。

 

例えば「ファッショナブル・イースター」は

スロープで鑑賞しても、ショーの見ごたえという意味で

満足度が高いものがありました。

「単なる移動通路」という時間が短いからです。

 

イツクリに関しては、ステージ上に人数をかけています

圧倒されるほどのダンサーがミキ広・リド・ザンビ前にやってきて

ラインダンス等を踊って、そして去っていきます。

 

他ショーに比べて、出演者が増えているわけではないので

結果的に人がいない、密度の薄い場所が出てきます。

 

スロープで鑑賞していると、度々

「ああ、ここは通路に過ぎないのね…」と思わせられます。

 

最大限、愛想良く笑顔で「メリークリスマス!」と言いながら

ダンサー達が足早に過ぎ去っていくのを見ると、

ダンサーはダンスしてナンボだろ?と思わずにいられません。

 

 

内容以外の問題。言わずにいられない「完全抽選制」の是非

 

まず初めに言っておきます。

現在までのところ、私の当選確率は3/5回です。

60%の確率は、比較的高いのかもしれません。

 

ザンビ前、最前列で鑑賞できた事もありました。

待たずにショーを見れる、非常にラクで快適です。

抽選制の恩恵もしっかり受けた上で言います。

 

それでも現在の完全抽選制は最善策とは思えません。

運営側が想定していなかった問題、

また想定していたとしても周知が甘く、

ゲストのみならず、現場キャストも混乱させられていますね。

 

 

再度、問いたいのですが

制度変更の目的は何だったのでしょう。

短期的・長期的など、

目的はひとつではないハズです。

 

でもメインで成し遂げたい事はあったはず。

それはおそらく…「地蔵の排除」だったのではないでしょうか。

 

 

以下は想像でしかありません。

一年でも新規のゲストが多く来援するのはクリスマス。

ワンデーのお客様が初めて・久しぶりにインして最初に目にするのが

メディテレーニアンハーバーに鎮座する地蔵の群れ。

キャストに尋ねます。「これは何を待っているんですか?」

「14時スタートのハーバーショー、パーフェクト・クリスマスです」

「え!?あと4時間もあるよ?もう待ってるんですか…(ドン引き)」

 

この会話は、パーク内で確実に10回以上聞いたことがありますし、

かつて私もドン引きした一人です。

 

ディズニーは待つのが当たり前。

そう聞いていて覚悟していたとしても、

完全防寒した地蔵たちが

「夢の国のリアルを教えてやるよ」

異様な待ち時間と異様な景観で、初っ端に教えてくれるわけです。

 

第一印象、最悪だよね。

 

 

先ほど抽選制とショー内容、どちらが先だったかと書きましたが

「3エリア以外からは見ても楽しめない」

意図的にそうしたのではと考えてしまいます。

 

でもキッズには見せてあげたいよね。

完全に見るところが無いのも、外れたワンデーに無慈悲だよね。

そういった議論の結果が今の形なのかなと。

 

 

私が考える「完全抽選制度」

 

私の当選率は60%と言いましたが、

全体ではどの程度の数字になっているのか。

実数で分かっているんですよね、運営側には。

 

運営さん。

見たい人が当選していますか?

その当選率でゲストの期待に応えていると思いますか?

 

 

前にも言いましたが

見たい人が見れないショーに価値は無いですよ。

入園だけで高額な出費を強いるのに、

仮に1番楽しみにしていたものが見れないならば

入園料を返せという理屈も通りかねませんよ。

(いや、通らないよ。でも言ってくる輩もいるレベルって話)

 

当選率、もっと言えば来場者数と抽選した人数、

当選者がショーを鑑賞した率など、総合的に判断すべきですが

 

 

ショーは1日2回で足りているとお考えですか?

 

 

3回、出来ていたじゃないですか。つい最近まで。

今よりも1.5倍のゲストが鑑賞できますよ。

 

 

地蔵排除をやるなら徹底的に。OLCはどこまで腹を括るか

 

入れ替え制であれば、ショーを見たい人が見れる数は増えますが、

地蔵解消の対策にはなりえない。

目的は地蔵の排除だから

完全抽選制を継続するという事であれば、

 

地蔵しても無駄だと、もっと徹底的にイジメればいい。

極端に言えば全く見れなくすればいい。

なんなら壁を立ててもいい。

10か0か。当たれば見れる、ハズレれば見れない。

 

その位やらないと、地蔵の排除は不可能ですよ。

彼らの執着を甘く見てはいけません。

 

徹底した結果、パークから地蔵が消える日が来るかもしれません。

地蔵はメディテレーニアンハーバーから消え、

一部はランドに流れるでしょう。

そしてパークから離れる者も出てくるでしょう

 

私は今の制度が現状のまま、

全シーズンショーに適用されるのであれば

次の年パスの更新は無いと考えています。

 

 

地蔵1体あたり、アベレージで年パス代が7.5万円と仮定。

年間30回インで、飲食グッズで毎回2000円使うと想定すると…

地蔵が500体パークを去れば、6,750万円の売上減となります。

 

仮に年パス地蔵を排除した場合、 

短期的にこの金額をOLCがどう見ているのでしょう。

惜しいと思うのか、地蔵排除の為に必要な出費と取るのか。

 

 

何故ワンデーが年パスに切り替えるのか、

ディズニーのディープなファンになったからですよね?

ディープなファンの満足度を下げる事で

新しいディープなファンを作る事ができるのでしょうか?

 

これも推測ですが、

年パス購入者よりも、年間3回来場するワンデーファミリーを増やす方が

経営的にも安定する可能性はあります。

 

都度、チケットを買って、適度にインしてくれて

高めの食事とお土産を買って帰って

周りにディズニー良かったよって布教して

新規来場者を増やしてくれるゲスト。

こんな方々に向けて運営をしているのでしょうねえ。

 

 

年パス率、減らしたいんだろうなぁ…

猛烈に好きになりすぎたら、冷たくされた感じで

寂しいですけど。

 

 

まずい。

ぜんぜん「イッツ・クリスマスタイム!」の話をしていませんでした。

まとめると

 

・生歌での「ウェルカム・トゥ・クリスマス」が鳥肌もの

・3エリア集中型。見れる場所によって満足度が全く違ってくる

・地蔵の排除に向けて大きく舵をきった転換ショーとなるか?

・さらには年パス比率を下げる思惑も?

 

 

 

ショー内容とは別に語る事の多いショーとなりましたが

当選して、良いポジションで鑑賞する事が出来れば

一定以上の満足を味わえるショーです。

 

誉め言葉になっていませんが、

クリスマスでディズニーがショーをすれば

これくらいはやってくれる、というアベレージは超えています。

 

当選された方は、期待して

そして楽しんで鑑賞してくださいね。

 

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