【偏見レビュー】 ファッショナブル・イースター（2017）

寒さが和らいできました。

いよいよ春ですね。はおパパ(@haopapa1)です。

今回の偏見レビューは

「ファッショナブル・イースター（2017）」

2018年の開催を前に振り返りレビューをしたいと思います。

改良が成功。ダンス・衣装・音楽で違いを楽しむ良質のショー

満足度：10（10点満点）

更に振り返る事、2015年。

ワンデーで遠くから一度だけ、

ファッショナブル・イースターを鑑賞した事がありました。

その時の感想は、無。ム、です。

ハーバーショーは遠くからでも見えるとはいえ

間近で見るのと遠目では、全く違う印象になります。

キャラも見にくく、ダンサーの一挙手一投足は見えません。

そこは差し引いて考えても・・・ひどい。

遠くからでもストーリーの流れは分かります。

いい大人たちが、自分のファッション以外はクソだと

無意味な競い合いをして、罵り合う。

ようやく終盤で仲直りしたと思ったら

何故かお互いのファッションを一部分、取り入れて

裏原宿でも浮くような、センスのない格好になって帰っていく

という理解に苦しむショーでした。

仮にも自分のファッションが一番だと自負していたデザイナーが

それを崩すような恰好を受け居れるのはどうなんだ？

相手のファッションを認めるのと

その一部を無暗に自分に取り入れちゃうのは違うだろ？

だから無。理解不能。なんだったんだろうこれは…

話は本題、2017年。

上記の感想をもっていたので

正直、期待はしていませんでした。

だがまず「あれ？」っと思ったのが

 音楽が大きく変わっていた事と

ミッキー・ミニーの衣装も全く違うものになっていた事。

特にアールヌーボーのミニーは

ショーテーマそのもの、おしゃれです。

それぞれ4名のデザイナーは

2年の時を経ても、あいかわらず自分が一番と譲りませんが

ちょっとマイルドな言葉に。

ここまで2015からとても改善されており、

当時の不満をベースに修正した事が伺えます。

4つのファッションテーマのダンサー達も

シーのテーマポートとファッションテーマ、そしてダンスが

見事に差別化できており

一粒で4度おいしい感じ。

「華麗さ、かわいさ、元気、雄大さ」

それぞれが独立し、主役を交代しながら展開するショーから

目を離すことができません。

はおパパはリドアイルで鑑賞する事が多かったのですが

正直キャラがいなくても問題が無いほど、

ダンスと音楽で成立しているショーだと思います。

お互いを認め合った後は

2015のような愚行は侵さず、

同じ振りでダンスしたり、それぞれのパートに分かれたりと

音楽とダンスで和解と融合を図っており

素晴らしいクライマックスとなります。

何度か見て、迫力という意味では

リドアイルが一番でしたね。

ミキ広の方が人数は多いのですが、

距離感や、舞台の広さの違いからくる密度の薄さで

ショーとしてはリドでの鑑賞に軍配が上がります。

ただミキミニ成分が足らないので、

そこは求める物によって評価は変わるでしょう。

なかなかネガティブなポイントが出てきませんね。

スロープなどの通路で見ても、満足感が高いですからね。

踊り戯れるミキミニをはじめとするキャラクター

しっかりと踊って、ポジションチェンジすることで

通路でも4種類のファッションの違いが明確にわかるダンス。

あと開催時の気候の問題なのかな、

運動量やキレが比較的良いと感じます。

まとめると

・2015の失敗を反省し、しっかりと改善してきた

・4種類のテーマ・ダンスがどれも存在感あり、変化が明確で飽きない

・それぞれテーマ毎に踊る→フィナーレで全員でという盛り上がりが最高

・ダンサーもキレッキレ

 ダンスとフォーメーションで魅せるという意味では

一番好きなショーです。

はおパパがリドでの鑑賞にハマった理由は２つあって、

ひとつは、とあるヒューゴーさんの振り。

大好きなアクターさんの身振り手振りが恰好良すぎて…

リドで行う決めポーズが、戦隊モノのヒーローの様な…

ごめん、言わせて！

40近いおっさんのヒーローショーに

40近いおっさんがときめく

という、文字に起こすと酷いんだけど

とにかく恰好良いのです。

もう一つは退場シーン。

一列に並んだダンサーが目の前で一歩前進したと思ったら

身をひるがえして去っていく。

あるタイミングで一斉にこちらを振り返ってポージング。

もう恐ろしく恰好良いです。

満足度的にはこの２シーンが見れれば10で良いくらいです。

2018はそのまま再演でも良い位ですが

大きな変化も既にアナウンスされています。

期待を上回る進化を願いたい所です。