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【偏見レビュー】 フェスティバル・オブ・ミスティーク(2019)

こんにちは。はおパパ(@haopapa1)です。

 

今回の偏見レビューは

「フェスティバル・オブ・ミスティーク」

 

 

前作が長く続いた傑作ショー「ヴィランズワールド」なので

比較してしまいがちですが、果たしてその出来は?

 

ディズニーシー王道のハロウィンショーは欠点が少ない傑作

満足度:9(10点満点)

 

 

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まず良かった点でいうとショーの構成・流れでしょうか。

「楽しいハロウィンのお祭りは、実は海の魔王を蘇らせる為の儀式だった」

というドキドキわくわくする、割とスケール感のある話なのですが、

話はゆっくりと進み、かつシンプルなので

詰め込まれた感じもなく、約30分の尺でちょうど良い展開だと感じました。

 

個人的にストーリーのあるショーが好きな事もあり、

真っ先に良かったと思える点でした。

 

 

手遊びに絡む部分も秀逸です。

・初見でもギリギリ覚えられて一緒に楽しめる振り付け

・踊る事の必然性がショーのストーリーに自然と組み込まれている

 

魔王を復活させる手遊びも、非常に格好良くて

最後にセイレーン3姉妹が退場のシーンでは

多くのゲストがその振りをしながら見送っていました。

(それを煽って称賛するセイレーンたちも素晴らしいです)

 

セイレーンも良いですね。

久しぶりに生セリフ・生歌ありのアクター復活です。

(個人的にはクリスタルレッドやヒューゴーなど、男優さん復活を期待していますが)

 

春のTIPTOPイースターで、かなり残念だったのが

口パクの司会者の部分でした。

ああいった進行役が口パクというのは萎えます。

特にずっとアクターが存在していたパークのショーでは。

 

録音した音声に失敗はありませんが

生のショーを彩るスパイス的なアドリブもありません。

 

実際に目撃したのですが、リドアイルで爆笑を誘っていたのが

真面目にダンスをしないグーフィーを一喝する

グーフィー、ちゃんとやりなさい!」

セイレーンのアドリブの一言でした。素晴らしかったです。

 

ライブの良さを大きくスポイルする

録音で行われる進行は今後も見たくないですね。

 

 

また番外的にはなるのですが

高気温verの仕立ても、うまく纏めていると感じました。

今後も9月からスタートするハロウィンのショーでは

暑さ対策は益々重要になってくるでしょう。

今年は10月に入っても暑いですし、実際に高気温verが演じられていますね。

 

ただ、歌で言えばサビが無いようなものなので

比較してしまえば、物足りないのも事実です。

そしてミッキーが上陸しない構成も、一考の余地がありそうです。

 

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ネガティブな点でいうと

ポルト・パラディーゾが話の主役でありながら

海上や空を使った、ハーバー全体を魅せる演出が

非常に物足りないと感じました。

 

バージのデザインは非常に良いと思いますし

凝っていて魅力的とは思いますが、

カイトが無く、ヴィランズワールドであったフライボードの様な演出もなく

ハーバーは5隻の船が登場し、移動する為だけの海路にすぎず

残念な部分ではありました。

 

もう少しだけ盛り上げる演出要素を入れる事ができれば

フィナーレの印象は更に良いものになったと思います。

 

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まとめると

 

・ストーリーが分かりやすく丁度良い

・手遊びが楽しく、ショーにうまく組み込まれている

・生セリフは素晴らしい。アドリブこそライブのスパイス

海上、ハーバー全体の演出面では物足りなさも

 

 

 

ポルト・パラディーゾを舞台に、シーの世界観にあった内容のショーで

音楽、ダンス、衣装は当然高いクオリティーです。

これ以上は好みの問題になるレベルなので

傑作ショーである事に疑いは無いでしょう。

 

セイレーン3兄弟の逆襲はあるのか?

それを匂わせるラストシーンもありました。

ブラッシュアップされるであろう、次年度以降が既に楽しみです。